#12.おまけ③ 手製本で作るメリットデメリット| ZINE作家による ZINE作家のための 製本術

 今回はZINE作家が自分で印刷や製本をすることのメリットとデメリットについて思いつくままに書いておこうかなと思います。あくまで僕の個人的見解です。

 

【メリット】

 ①少ない部数で色々な種類を作れる!

  僕が自分で手製本でZINE作っていて、まず、メリットだなと思うのが「少部数でいろんな種類」を作れるという点です。基本となる材料を使いまわせば、その紙を色々な形に加工したり、組み合わせを変えるだけでたくさんの種類のZINEを気軽に、安価に作ることができます。特に作りたいもののアイデアが多い人には、自分で印刷と製本をすることはおすすめです。

 ②在庫リスクが少ない!

 とりあえず、一冊だけ作ってみて、ほしいという人が現れたらもう一冊、という風にすれば、在庫をたくさん抱えずに済むので気軽に形にすることができます。

 ③自由な形で作れる!

 本の形や素材の組み合わせを自由に決定できるのもメリットだと思います。

 ④色の調整を何度もできる!

 これも地味ですが、メリットです。僕の場合は絵と文章を融合させたZINEをつくることが多いので、絵の色味を納得いくまで印刷してテストできるのはとてもありがたいと感じています。

 ⑤本づくりの一連の流れを体験できる

 本がどんな工程を経て作られるのか体験できるので、視野が広がる? ような気がします。

 ⑥話のネタになる

 ZINEの販売イベントなどで「手製本したんですよ」というと、多くの人が興味を持ってくれます。

 

【デメリット】

①時間と手間が掛かる

 僕の場合は、インクジェットプリンターで印刷しているので、特に印刷に時間が掛かります。印刷と製本にかかる時間をどのように価格に反映させるか、僕もまだはっきりとスタンスが決まっている訳ではないのですが、印刷作業は文章を書いたり、デジタルで絵を描く時の片手間で済ませるようにしているので、価格には反映させず、製本作業のみを測定して価格に反映させるようにしています。そんな風にすると、体感的には、ZINEの相場感と大きくかけ離れることはないように思います。工作が好きじゃない人や忙しい人にはデメリットの方が大きいと思います。

②たくさんは作れない

 ①に関連しますが、印刷にも製本にも手間も時間も掛かるので、ひとりだとそんなにたくさんは作れないこともデメリットかもしれません。ですが、ZINE制作を始めたばかりの人が作りきれないほどバカ売れすることは稀だと思うし、作りきれない量になったら、その時には外注に移行すればいいので、それほどデメリットではないかもしれません。

③品質はプロには敵わない

 印刷も製本もプロの仕事には敵いません。手作り感が味と思える場合には良いですが、きれいな印刷・きれいな製本を望むのであれば、外注するべきです。

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[ ZINE作家によるZINE作家のための製本術・目次]

はじめに

lesson1:おりがみ本:とりあえず1冊作ってみよう!

 おまけ①:YとかTとか・・・「流れ目」って何?

 製本に使う道具たち①

lesson2:スクラム製本:基本の「面付け」を学ぼう!

 中綴じ製本と無線綴じ製本

 製本に使う道具たち②

 おまけ②:「枚、面、ページ」

 本の各部の名称

lesson3:「ホチキス本」をつくろう!

 製本に使う道具と材料①

 おまけ③:手製本で作るメリットデメリット

lesson4:「かんたん糸とじ本」

 おまけ④:生ボンドと糊ボンド

 製本に使う道具と材料②

lesson5:「かんたん糸とじ本」をハードカバーにしてみよう

lesson6:分厚いハードカバー本を作ろう!

おわりに
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