#6.中綴じ製本と無線綴じ製本| ZINE作家による ZINE作家のための 製本術

 ここで、ひとつだけ補足で解説しておきたいことがあります。、それは、ページ順がおかしくなってしまった方の面付けも完全な誤りというわけではないということです。ただ、今回やろうとしている製本の方法と合致していなかっただけなのです。本書の最後の方で紹介する「厚手のハードカバー」の製本であれば、こちらが正しい面付けということになります。この辺りがややこしいところですが、どういうことなのか、ざっくり解説してみます。

 製本やり方には代表的なもので「中綴じ製本」と「無線綴じ製本」があります。これらは、紙の重なり方が違います。

【中綴じ製本】

【無線綴じ製本】

 今回紹介した面付けの方法(p.19)は、中綴じ製本の場合のやり方です。本書のlesson1~5まではこのやり方でうまく行きますが、lesson6で紹介する「厚手のハードカバー本」ではむしろ、今回うまく行かなかった方の割付をする必要があります。試しに、最初に作ったうまく行かなかった本を、無線綴じの重ね方にしてみてください。すると、ページ順が正しく並んでいると思います。無線綴じ製本というのは、その状態に重ねた紙の背を接着した本ということになります。

 以上、面付けについて基本的な方法を解説してみました。最初は混乱して間違えやすいですが、すぐに慣れるので心配ご無用です。

 まとめると、中綴じ型の製本(lesson1~5)は表紙の位置決め(縦書きなら左、横書きなら右)→ジグザグに進む→最後の四角でスライドする→ジグザグに戻ってくる。という方法で面付けできます。

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[ ZINE作家によるZINE作家のための製本術・目次]

◆はじめに

◆lesson1:おりがみ本:とりあえず1冊作ってみよう!

 おまけ①:YとかTとか・・・「流れ目」って何?

 製本に使う道具たち①

◆lesson2:スクラム製本:基本の「面付け」を学ぼう!

 中綴じ製本と無線綴じ製本

 製本に使う道具たち②

 おまけ②:「枚、面、ページ」

 本の各部の名称

◆lesson3:「ホチキス本」をつくろう!

 製本に使う道具と材料①

 おまけ③:手製本で作るメリットデメリット

◆lesson4:「かんたん糸とじ本」

 おまけ④:生ボンドと糊ボンド

 製本に使う道具と材料②

◆lesson5:「かんたん糸とじ本」をハードカバーにしてみよう

◆lesson6:分厚いハードカバー本を作ろう!

◆おわりに
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この記事を書いた人

1991年生まれ、埼玉県出身
2020年に岐阜県に移住。絵を描いたり、文章を書いたりしています。制作物を自主制作の本にまとめて発表しています。キーワード:アート、油絵、小説、エッセイ、詩、手製本、ZINE

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