#8.おまけ②:「枚、面、ページ」| ZINE作家による ZINE作家のための 製本術

 さて、今回は、これまでの説明の中で何気なく使ってきた「枚」「面」「ページ」という言葉について、ここで今後の解説のために、いま出てきた「枚」、「面」、「ページ」という3つの言葉について説明させてください。少しややこしいですが、大事なポイントです。

「枚」

 紙の枚数のこと

「面」

 印刷面の数、紙が1枚なら表面と裏面で面の数は2となります。印刷する際のインク代や印刷時間の計算をするときに使います。先ほどの面付けの解説のところでは「四角形」という言葉を使っていました。

「ページ」

 ZINEとして仕上がった時のページ数。基本的には1枚の紙が4ページになります。

 これらの言葉は、紙の使用枚数や原価、印刷にかかる時間などを計算する時に使います。間違って「枚」のところを「ページ」で計算してしまったりすると計算結果が大きく変わってしまうので注意が必要です。

 例として、たとえばA5版36ページのZINEを作る場合を考えます。すると、使う紙の枚数は36÷4で9枚、印刷面の数は9×2で18面となります。試しにコピー用紙1枚1円、インク代1枚5円として、材料費を考えてみると、

紙代:1円×9枚=9円

インク代:5円×18面=90円

となります。なので1冊99円で作れるわけですね。

 これを36ページの本だから使う紙は36枚、印刷面はその倍の72面、などとしてしまうと、

紙代:1円×36枚=36円

インク代:5円×72面=360円

となり、合計で396円と出てきてしまいます。これだと、材料費をかなり過大に見積もってしまうことになります。

 逆に使う紙は36÷4で9枚、印刷面も同じで9面としてしまうと、

紙代:1円×9枚=9円

インク代:5円×9面=45円

合計で54円とかなり材料費を少なく見積もっています。これを元に販売価格を決定してしまうと、思っていたよりも儲けが少ない! なんてことが発生してしまいます。

・1枚の紙が4ページになる。

・1枚の紙には表と裏の2面がある。

・ページ数:枚数:面の数=4:1:2

ということを覚えておいてください。

======================

[ ZINE作家によるZINE作家のための製本術・目次]

はじめに

lesson1:おりがみ本:とりあえず1冊作ってみよう!

 おまけ①:YとかTとか・・・「流れ目」って何?

 製本に使う道具たち①

lesson2:スクラム製本:基本の「面付け」を学ぼう!

 中綴じ製本と無線綴じ製本

 製本に使う道具たち②

 おまけ②:「枚、面、ページ」

 本の各部の名称

lesson3:「ホチキス本」をつくろう!

 製本に使う道具と材料①

 おまけ③:手製本で作るメリットデメリット

lesson4:「かんたん糸とじ本」

 おまけ④:生ボンドと糊ボンド

 製本に使う道具と材料②

lesson5:「かんたん糸とじ本」をハードカバーにしてみよう

lesson6:分厚いハードカバー本を作ろう!

おわりに
======================

コメント

タイトルとURLをコピーしました