ここで、ひとつだけ補足で解説しておきたいことがあります。、それは、ページ順がおかしくなってしまった方の面付けも完全な誤りというわけではないということです。ただ、今回やろうとしている製本の方法と合致していなかっただけなのです。本書の最後の方で紹介する「厚手のハードカバー」の製本であれば、こちらが正しい面付けということになります。この辺りがややこしいところですが、どういうことなのか、ざっくり解説してみます。
製本やり方には代表的なもので「中綴じ製本」と「無線綴じ製本」があります。これらは、紙の重なり方が違います。
【中綴じ製本】

【無線綴じ製本】

今回紹介した面付けの方法(p.19)は、中綴じ製本の場合のやり方です。本書のlesson1~5まではこのやり方でうまく行きますが、lesson6で紹介する「厚手のハードカバー本」ではむしろ、今回うまく行かなかった方の割付をする必要があります。試しに、最初に作ったうまく行かなかった本を、無線綴じの重ね方にしてみてください。すると、ページ順が正しく並んでいると思います。無線綴じ製本というのは、その状態に重ねた紙の背を接着した本ということになります。
以上、面付けについて基本的な方法を解説してみました。最初は混乱して間違えやすいですが、すぐに慣れるので心配ご無用です。
まとめると、中綴じ型の製本(lesson1~5)は表紙の位置決め(縦書きなら左、横書きなら右)→ジグザグに進む→最後の四角でスライドする→ジグザグに戻ってくる。という方法で面付けできます。
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[ ZINE作家によるZINE作家のための製本術・目次]◆はじめに
◆lesson5:「かんたん糸とじ本」をハードカバーにしてみよう
◆おわりに
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