
どうもJUNOTAです。
今回の記事では印刷から製本まですべて自分でやっている『暮らしの実景』というZINEについて詳しく紹介していきます。自分でZINEや本を作りたいと考えている方に「こんなやり方もあるのか・・・」と思っていただけたら嬉しいです。

『暮らしの実景』は僕が2023年に制作したZINEです。上の画像を見て頂くとわかるかと思いますがZINEにしてはかなり大きく、分厚い本です(216mm×216mm×35㎜)。ページ数は316ページあります。
本の外側(表表紙・裏表紙・背表紙)には板紙として2mmのボール紙を使用しています。製本の仕方として、角背上製本という方法を採用しています。
【関連記事】
・本の各部の名称(準備中・・・)
・自分で作ってみよう!「角背上製本」の作り方(準備中・・・)
表紙をめくってみると、中はこんな感じになっています。



この本には僕が日々書き溜めた日記や詩、身の周りの風景を描いた絵がたくさん収められています。これから自分で本を作る方の参考になるかどうか分かりませんが、一応、内容の分量を書いておくと、文章が約12万文字、絵は159枚です。
内容についてもう少し詳しく書いてみたいと思います。
詳しく書くと長くなってしまうので、色んな事は省きますが、僕は2020年に岐阜県のとある町に移住しました。見渡せば、ぐるりが山に囲まれていて、木曽川がゆったりと流れている素敵な町です。

人口はだいたい1200人くらいのちいさな町です。町内にはコンビニもガソリンスタンドもなく豊かな自然の風景が広がるだけですが、駅前まで車を走らせればたいていの物は手に入るし、高速を使えば名古屋まで1時間くらいで行けるという意外と住むのには便利な場所です。
この場所に惹かれて、2020年に僕と僕のパートナーであるMは移住してきました。
「暮らしの実景」に描かれているのは、そんな僕たち2人が移住者として、どんなふうにこの町で暮らしたかという2年間の記録です。猫との暮らし、その日食べたもの、見た風景などなど、日々の些細な出来事や身近な風景を描いた絵がぎゅっと詰まった1冊です。
【特徴1】厚さ3cm超!ずっしりと重たい大型ZINE
先にも触れましたが、このZINEのいちばんの特徴はその大きさ、重さだと思います。
ZINEとしては比較的、大きく、重い、しっかりとした作りになっていると思います。ZINEとは何か? ということはまた別の記事に譲るとして、ここでは、自費で作った本というくらいの意味でZINEと呼びたいと思います。
手に持つとこんな感じのサイズ感です。

この機会に重さも測ってみたいと思います。830グラムでした。

この本のテーマとして、暮らしの雰囲気をそのまま伝えたい! ということがあったので、2年間でかき溜めた絵や文章をあまり削らずにそのまま本の形にしたところ、こんなに大きなずっしりと重い本になりました。
【特徴2】自家印刷・手製本
この本の特徴はまず、その大きさと分厚さにあります。そのことがもう1つの特徴をこの本に与えることにつながっていきます。
その2つ目の特徴というのは「自家印刷・手製本」の本であるということです。
この本の形、重さ、大きさ、ページ数の物を外注して、印刷製本すると、とんでもない金額になるのは分かっていました。金額を見るのが怖かったので、見積もりさえとりませんでした(もし本業の方でこの本を仮に50冊作るとしたらいくらでできるかざっくりと教えてくれる方がいらっしゃいましたら教えて頂けると嬉しいです。→junnoota@gmail.com)。
何冊売れるか分からないものに何十万円も出す余裕はない、
でも、この本の形はこれがいいし、内容も削りたくない!
と思ったので、
僕は印刷も製本も外注せず、すべて自分で手作りすることにしました。

こんな風に自宅のプリンターで1枚ずつ、地道に印刷していきます。
【関連記事】
・これがあればZINEは作れる! 使用している機材・道具の紹介(準備中)


5分かかってやっと1枚印刷できました。
でも印刷の具合は、すごくいい感じです!
これを何枚やれば300ページの本になるのか、というと、
1枚の紙に4ページ分の内容を印刷するので、使用する紙は300÷4=75枚
75枚の紙の表裏に印刷するので印刷面は75×2=150面となります。
1枚印刷するのに5分とすると、単純計算で5分×150面=750分=12.5時間….!!
ということになります。
時給1000円だとすると印刷だけで12,500円かかる計算です。
いったいいくらでこの本を売るつもりなんだ、という話になりますが、でも、この本を形にするにはこうするしかありませんでした。いま振り返ってみれば、このやり方には良かったことも、悪かったこともあるように思います。
この辺りのことはまた別の記事で書きます。
(ちなみに「暮らしの実景」は7,200円で販売しています)
【関連記事】
・本は1冊いくらで作れるの?①:自家印刷自家製本の場合(準備中・・・)

印刷が完成したものをこんな風に折って、重ねて、背中を貼り合わせます。このへんの製本に関する具体的な方法はこれもまた別記事でまとめたいと思います。
ここでは本を作る雰囲気だけ感じ取ってほしいです。
完全にDIYの本です。

それが出来たら、別で作っていた外側のパーツと合体させます。

こんな風に、完全に手作りで作られているのが『暮らしの実景』という本です。


さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
この『暮らしの実景』に関しては、今後、『自家印刷・手製本の大型ZINEの作り方』というシリーズとして、企画、内容(絵や文章)づくり、編集、印刷、製本、販売まで、いくつかの記事に分けて書いていきたいと思います。
この記事はそのシリーズの第1回ということで、「暮らしの実景」という本の紹介をしてみました。次回から実際の本づくりのプロセスに沿って、この本が出来上がるまでを書いていきたいと思います。
『暮らしの実景』、読んでみたいなぁと思った方、少し高い本ですが、僕のオンラインショップからご注文いただけます。
ご近所の本屋・庭文庫さんのオンラインショップでもお取り扱い頂いています。
在庫は常に非常に少ないので、もし見つけたらその瞬間にご購入するのがおススメです~笑
では、また次の記事で!
JUNOTA

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
JUNOTAは岐阜県の恵那市で絵を描いたり、文章を書いたり、木工をしたり、お米を育てたりしながら暮らしています。制作したものはZINE(自主制作の小冊子)という形でまとめて発表しています。こちらの記事にこれまでの制作物をまとめていますので、良かったらご覧くださいませ~。
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