木のスプーンの作り方自分で作るための12のステップ

おうち木工

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はじめに

どうも猫の皿です。


これから、何回かに分けて「自分で木のスプーンを作る」ということをテーマに書いていくわけですが、第一回目のこの記事では、木のスプーンを作るときのざっくりとした流れ、について書こうと思います。

どんな風につくるのか、全然イメージがわかないな~という方は最初にこの記事をよむことで、スプーンを作るイメージをつかむことができると思います。

また、スプーン以外のものの制作にも通ずるところがあるかと思いますので、スプーンに限らず、自分で木の小物を作ろうとしている人も参考にしてみてください。

それでは早速、木のスプーン制作の流れを見ていきます。


①材料を手に入れる

②製材をする

③乾燥させる

④粗木取りをする

⑤下描きをする(横からみた図)

⑥切り出す

⑦下描きをする(上からみた図)

⑧切り出す

⑨すくい面を削る

⑩外側を削る

⑪やすりをかける

⑫仕上げ塗装をする

以上の12ステップが木のスプーンを作る際のおおまかな流れとなります。
小さなスプーンですが、意外とステップが多いですよね。

それぞれのステップについての詳しい解説は今後の記事で順番に書いていくつもりなので、今回の記事ではそれぞれのステップについて少しずつ解説をするにとどめたいと思います。

①材料を手に入れる


木でスプーンを作るには、まず、材料を手に入れる必要があります。
いくつかの方法がありますが、次のような方法が代表的です。

・ホームセンターで買う
・材木屋さんで買う
・ネットで買う。(材木屋の通販、ヤフオク、メルカリ、クリーマなど)
・自分で伐る
・もらう

木工をしていると話すと、ありがたいことに庭師さんや近所の方が材をタダでくれます。これはその一部。

他にもきっとあるかと思いますが、僕がぱっと思いつくのはこのくらいです。
それぞれ難易度が違います。
そしてそれぞれにメリット・デメリットがありますので、詳しくはこちらの記事をお読みください。

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とにかく何らかの方法で材料となる木を手に入れることが木のスプーンづくりの最初の工程になります。

②製材をする


材料が手に入ったら、製材します。
製材というのは、丸太を板や角材に切り分けることと考えてください。

材木屋やホームセンターで売られている木は、基本的に製材された後の状態のものかと思いますので、それらを手に入れた場合、この工程は不要です。

栗の木をチェーンソーで製材。


逆に自分で木を切り倒したり、原木の状態の木を手に入れた場合にはこの工程を避けて通ることはできません


少ない設備でできる、いくつかの方法をこちらの記事で紹介しています。ぜひ一読ください。

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③乾燥させる


地面に生えている木は大地の水を吸い上げて光合成の原料として使っています。
なので、切り倒した直後の木には大変多くの水分が含まれており、その断面にふれるとじっとりと湿っています。
それが時間をかけてゆっくりと乾燥していくわけですが、乾燥が進むと何が起きるのかというと、
それは「割れ」や「変形」といった現象です。

水分を多く含んだ状態の木を生木といいます。
生木のまま加工された木は、乾燥とともに変形していきますので、それを避けるためには材を加工前によく乾燥させる必要があります。

倉庫で乾燥させているサクラの木

ただ、この「乾燥」という工程が木工においてかならず必要か?
というと、かならずしも必要ではありません。

よく、「木材はよく乾燥させなくちゃ駄目、使い物にならない」というような断定的なセリフを聞くことがありますが、全然そんなことはなくて、生のままの木を加工して物をつくる木工は「グリーンウッドワーク」と呼ばれます。


生木の木工の良さ、乾燥材を使う木工の良さ、それぞれありますので、そのあたりのことは別記事にて詳しく書いていきます。

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④木取りをする


さて、やっと材の準備ができました。
ここからやっと話が木工らしくなっていきますよ笑
手に入れた材料を作りたいものの大きさに合わせて大まかに切り出すことを「粗木取り(あらきどり)」
といいます。ひび割れや節はないか、どのような木目の向きで木取りをするか、を
考えながら最終的に作りたい形よりも一回り大きく切り出します。

複数個のスプーンをいっぺんに木取りたい時にはこんな風にブロック状に切り出したりすることもあります。
詳しくははこちらの記事をお読みください。

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⑤下描きをする(横からみた図)


木取りした材に下書きをします。


特に決まりはありませんが、僕の場合は「横からみた図」を始めに描きます。
「上からみた図」を先に描いても問題ないと思いますので、各々自分のやりやすい方法を考えてみるといいと思います。

⑥切り出す


下描きの線に沿って切り出します。
糸鋸やバンドソーという機械を使うときれいに切り出すことができます。
詳しくはこちら(ただいま準備中です。)


⑦下描きをする(上からみた図)


切り出した部材に今度は「上からみた図」を描きます。

⑧切り出す


下描きの線に沿って切り出します。
これでだいぶスプーンらしい形になりましたね。

⑨すくい面を削る


スプーンはものをすくうための道具ですね。
ということで早速すくう部分を削ってみましょう。
彫刻刀を使って曲面を削りだしていきます。

詳しくはこちらの記事をお読みください。ただいま準備中です。)

このとき、作業台があるとかなり作業がしやすくなりますので、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
作業効率UP!作業台の作り方

彫刻刀での作業はケガしやすい工程なので気をつけてください。
正しい使い方、安全な使い方を学んでください。
また、もしけがをした時の対処についても学んでおくとよいでしょう。

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⑩外側を削る


さて、だいぶスプーンらしい形になってきました。
もう頑張れば食べられますね笑
でもこのままだと食べにくいのでこんどは刃物をナイフに持ち替えて外側を削っていきます。
ナイフの使い方や、削り方のコツを別記事で書いています。ぜひお読みください。

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⑪やすりをかける


さて、もうほとんど形状としてはスプーンですね。
ナイフで仕上げる場合には、この状態でオイルを塗れば完成です。

ただ、表面をすべすべに仕上げたい場合には、
紙やすりで磨くとよいでしょう。

ささくれっぽくなっている部分があれば、この段階で消すのもよいと思います。
納得いくまで磨きましょう。磨きという工程もたいへん奥の深い工程です。
詳しく書きましたので、ぜひ一読ください。

⑫仕上げ塗装をする


さて、つるつるピカピカに磨けたら、もうほとんど完成です。
お疲れさまでした。最後に仕上げ塗装を行います。
木は水を吸いますので、食事に使う際や食後に洗う際に水にふれると、
水を吸い込んでしまいます。

水を吸い込むと、せっかく作ったスプーンの寿命が短くなってしまいますので、
水の染み込みを軽減させる工夫をする必要があります。いくつか方法がありますが、
一番簡単でお手軽にできるのはおそらく「オイル塗装」でしょう。

食用のクルミ油を布に染み込ませてスプーンに塗り込みます。
こうすることで木の繊維に油が染み込み、水を弾く効果があります。

他にも、
ウレタン塗装や、プレポリマ―塗装、漆、ガラスコートなど、様々な仕上げの方法がありますので、
これもまた奥の深い世界です。詳しくは以下の記事をお読み下さい。

おわりに

お疲れ様でした。
長くなりましたが、こんな感じで木のスプーンの作り方の流れをざーーーと見てきました。
この記事では各工程について、簡単にしか解説できませんでしたので、
より詳しく知りたい方は、文中で紹介した記事をお読みください。

今回の記事では、木の丸太を製材するところからすべての工程を省略することなく紹介してきました。
正直、その段階からスプーンを作り始めるのは多くの人にとってややハードルが高いかと思います。
そんなに難しい作業なわけではないのですが、機械が必要になったり、
大きな音が出るという点で、例えばアパートやマンション住まいの方にはチャレンジしにくいかもしれません。

そこで、私たち猫の皿は、アパートやマンションにお住いの方でも取り組みやすいような、
スプーン制作キットを販売しています。
このキットは工程の⑨番(すくい面を削る)というところまでを私たちですでにやった状態のものをお送りするので、
皆様にはナイフで外側を削る工程以降を体験していただくものです。

自分で作ったスプーンでご飯を食べると、いつもの食事がなぜかおいしく感じられる気がします。
木を削って、香りや手触りなどを感じながら制作する時間というのはとても豊かな時間のように私は考えています。
見た目にもかわいくておしゃれな木のスプーンをあなたも作ってみませんか?

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