#3.おまけ①:YとかTとか・・・「流れ目」って何? | ZINE作家による ZINE作家のための 製本術

 さて、lesson1では紙を折ってもらいました。

 紙を折る際に知っておいてほしいことがあるので、ここで紹介したいと思います。

 それは紙の「流れ目」というものです。流れ目というのは、紙に流れている目の向きのことです。先ほど紙を折ってもらった時には特に何も言わなかったのですが、本当は紙を折るのに適した向きというのがあります。

 試しに同じ紙を、さっき折ったのと直行するような方向で折ってみてください。何か違いはありましたか? 紙の種類によっては違いを感じにくいかもしれませんが、折りやすい向きというのは、紙の目に沿った向きです。逆に折りにくかった向きというのは、紙の目と直行してしまっている向きです。

 紙を折るときの基本は「流れ目に沿った向きに折る」ということです。また、本にする時には、本の上下方向に向かって目が流れるように使うと、めくりやすく丈夫な本が出来上がるということも覚えておいてください。

紙を買う時にはその紙がどのような向きに目が流れている紙なのかを確認する必要があります。流れ目は一般的に「横目(Y目)」「縦目(T目)」という風に表記されています。その表記の意味を解説しておきたいと思います。下の図の左が横目(Y目)、右が縦目(T目)です。

 上下に目が流れるように置いて考えると分かりやすいと思います。そのように置いた時に、紙全体の形が横長になっているものが横目(Y目)で、紙全体の形が縦長になっているのが縦目(T目)と覚えておくとよいでしょう。

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[ ZINE作家によるZINE作家のための製本術・目次]

◆はじめに

◆lesson1:おりがみ本:とりあえず1冊作ってみよう!

 おまけ①:YとかTとか・・・「流れ目」って何?

 製本に使う道具たち①

◆lesson2:スクラム製本:基本の「面付け」を学ぼう!

 中綴じ製本と無線綴じ製本

 製本に使う道具たち②

 おまけ②:「枚、面、ページ」

 本の各部の名称

◆lesson3:「ホチキス本」をつくろう!

 製本に使う道具と材料①

 おまけ③:手製本で作るメリットデメリット

◆lesson4:「かんたん糸とじ本」

 おまけ④:生ボンドと糊ボンド

 製本に使う道具と材料②

◆lesson5:「かんたん糸とじ本」をハードカバーにしてみよう

◆lesson6:分厚いハードカバー本を作ろう!

◆おわりに
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この記事を書いた人

1991年生まれ、埼玉県出身
2020年に岐阜県に移住。絵を描いたり、文章を書いたりしています。制作物を自主制作の本にまとめて発表しています。キーワード:アート、油絵、小説、エッセイ、詩、手製本、ZINE

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